ごまかし続けてきた親指の付け根の痛みの正体は?

ごまかし続けてきた親指の付け根の痛みの正体は?

✅親指の付け根に痛みがでる
✅親指の付け根が腫れてきた
✅親指が動かしにくい

物を持ったり握ったりする時にこのような症状がある方は、「母指CM関節症かもしれません。痛みが続くと骨の変形が起こる可能性もあります。

今回は親指の付け根の痛みでお悩みの方がいち早く良くなるように症状や一般的な治療法、私たちの考え方についてお伝えします。

母指CM関節症とは?

親指(母指)の第一中手骨と大菱形骨の間にある関節が第一手根中手骨関節(母指CM関節)です。

動きとしては、母指が他の指と向き合って「曲げる、伸ばす、開く、閉じる、まわす」など大きな動きを可能にしています。

動きが大きいと、そこにかかる負担も大きくなります。ですので、手の使い過ぎや加齢によって関節を支えている靭帯が緩んできます。そうすると母指CM関節が亜脱臼を起こします。

この亜脱臼を繰り返していると関節表面を覆う軟骨がすり減り骨が変形したりします。

骨が変形し骨棘が形成されると、さらに亜脱臼しやすくなります。さらに痛みも増します

このような状態が続くと関節の噛み合わせが悪くなります。このように骨の変形が進み、親指の痛みや動きの制限が起こるものを母指CM関節といいます。

なぜ痛みが出て変形するの?

関節は関節包という膜で覆われています。関節に負担がかかると軟骨や骨がすり減ります。そうすると微細な摩耗粉が関節包内(関節内部)に生じて関節包内側の滑膜を刺激します。

身体はこの滑膜への刺激によって免疫反応が起こりします。身体にとって摩耗粉が異物とみなされます。

その結果として滑膜の細胞から炎症性サイトカインという生理活性物質が次々と分泌され、炎症が起こります。こうして痛みや腫れを発生させるのです。

さらに痛みが強い場合は安静にすることが重要です。基本的には炎症を起こさない炎症を抑えるようにする事が第一です。

母指CM関節症の症状は?

母指CM関節症の症状は物を持ったり瓶の蓋を開けるような動作で起こります。母指に力を入れて摘まむ・掴む・握るといった動作の際に痛みが生じます。

そして症状の進行に伴い、関節が亜脱臼して骨が出っ張ってきます。

そうすると母指が開きにくくなり、スワンネックというMP関節(付け根の関節)が反って、IP関節(指先の関節)が曲がって伸びにくい状態に至ることがあります。

母指CM関節になりやすい傾向として、更年期、閉経後の女性におおくみらます。これは女性ホルモンの一つエストロゲンの減少で、軟骨がすり減りやすくなるためといわれています。

多くの女性は家事で手を酷使していることが多いので、母指CM関節になりやすい傾向にあるようです。

一般的な治療

初期段階では保存療法を行います。テーピングや装具で患部を保護固定したり、炎症をしずめるために湿布や消炎鎮痛剤を処方されます。

炎症が酷い場合はステロイド注射を行うこともあります。

これらの処置を適切に行うことで初期段階では症状はかなり緩和されると言われています。

保存療法を行っても痛みが続いたり悪化している場合は、手術を行うことが多いです。切除関節形成術・関節固定術・中手骨外転骨切り術など状態によって変わります。

さらに保存療法でも手術でもリハビリといった運動療法も行います。関節に負担をかける筋肉をストレッチしたり温めたりします。

当店の考えかた

 

当店では母指CM関節症でお悩みの方に対して、患部の指や手先だけの調整は行いません独自の検査で痛みを出している部位だけではなく、身体全体を検査してから調整に入ります。

なぜかというと、症状が出ている部分だけに原因があるとは限らないからです。

怪我や骨折といった外傷などによって骨や関節に変形があるのであれば、それが直接的な原因になることが多いです。しかし、そのような外傷的な原因がない場合はそこに本当の原因はないのです。

軽度の場合は母指周辺の筋肉を柔らかくしたりストレッチすることで症状を緩和させることはできるでしょう。しかし、なかなか症状が緩和しない方や一時的に良くなっても元に戻りやすく、症状が再発している方も多くいます。

だからこそ当店では、いち早くあなたの母指CM関節の痛みを軽減させるために、まずは身体全体を検査します。根本的に母指CM関節に負担をかけている部位を探し出すのです。

日常生活や仕事によって明らかに母指に負担がかかる場合は、セルフケアや日常動作の指導をしていきながら、母指CM関節による痛みを緩和させていくようにします。

もしかしたら今まで施術を受けたことがない意外なところに原因があり、CM関節の症状が緩和されなかったのかもしれません。

トントン整体法とは

当店独自の「トントン整体法」は身体を軽くトントンと刺激することで深部の血液などの循環を高める整体法です。

身体に歪みがると筋肉や関節が硬くなり歪みの周囲の循環も低下します。歪みが多いほど全身の循環も低下し自身の持つ回復力も低下してしまいます。

そこで全身をトントンと刺激し全身の循環を高めます。そうすることで歪みが取れ、硬くなった筋肉や関節が動き出します。

全身の筋肉や関節が正しく働き、自身の回復力が高まることで母指CM関節症をいち早く良くすることができるのです。

最後に

当店で母指CM関節による痛みがいち早く軽減され、日常生活が快適にすごせるよう全力でサポートします。

親指の痛み「母指CM関節症」でお悩みの方は、まず始めにご相談ください

※得られる効果には個人差があります。