学生や体操選手に多い手首の痛み。体操にはつきものですが、手首の痛みを放置してはいけません。
周りの意見に合わせては危険です。早めの対策を行わないと治らないどころか悪化してしまうことも!?
テーピングやサポーターをして痛みをごまかしても根本的な解決にはなりません。今後悪化してしまう可能性もあります。
今回は体操による手首の痛みについて、当店の考え方や施術についてお伝えします。このブログを読まれた方は早急に対応しましょう。
体操による手首の痛みとは
体操による手首の痛みは、一番多いのは手を着いた時の痛みです。他にも鉄棒を握った状態で手首が反るや、力が入ると痛いなどがあります。
体操は跳び箱のように勢いよく手を着く跳馬や、倒立や前転を多くする床など手首にかかる負担は非常に多くなります。
繰り返し手首に負担がかかり続けると痛みに繋がりますし、一度痛めるとなかなか治らない・回復しない状態になります。患部の炎症を繰り返していると軟部組織の癒着を引き起こしますので、より関節や筋肉の動きに制限がかかり治りにくい状態になります。
症状ではTFCC損傷(三角繊維軟骨複合体損傷)・腱鞘炎・尺骨疲労骨折など様々で痛みが出ている部位やどの動作で痛みが出るかなどで判断されます。
手首の関節や非常に複雑ですので、MRIやレントゲンといった画像診断を行う場合もあります。
一般的な治療法
体操競技中や練習中に不意に痛めてしまった場合はまず始めに適切な処置をする必要があります。
一般的には「RICE処置」、緊急の処置を行います。
・患部の安静(Rest):患部を極力動かさないようにします。
・冷却(Ice):氷や保冷剤などを用いて患部を冷やします。
・圧迫(Compression):包帯やテーピングなどで患部を圧迫します。
・挙上(Elevation):患部を心臓より高い位置に保持します。内出血などを予防します。
英語の頭文字をとってRICE処置と言われています。
急に痛めてしまった場合は炎症を伴います。RICE処置で炎症の鎮静や、怪我のそれ以上の悪化を抑えることができます。
初期対応をした後は、医療機関へ行きましょう。ただ手首を捻っただけだと自分で判断してしまうと危険です。骨折や靭帯損傷の場合は治療の遅れが回復の遅れにつながるかもしれません。
医療機関での治療は患部の負担軽減のために装具を付け、リハビリも行います。基本的に体操の場合は手首を着いたり、鉄棒などで手首に負担がかかるような動作はやりません。
回復が遅れている場合や重症の場合は手術を行う場合があり、その場合は復帰するまでに半年以上かかることもあります。
しかし、リハビリや手術を行ったにもかかわらず、手首の痛みがなかなか治らない方も多くいます。
その場合は手首だけでなく他の部位に原因があるかもしれません。
当店の考え方
手首の痛みがなかなか治らない・無理すると痛みがぶり返してくる場合は、手首自体には原因が無いかもしれません。
体操で手を着く場合、助走や前転など勢いを付けて手を着いていることがほとんどです。その時の衝撃は手から肘・肩・胴体にまで伝わります。
その繰り返しにより肘や肩に歪みが生じてしまいます。さらに強い衝撃や捻り動作も加わると背骨や肋骨・骨盤にまで影響を及ぼします。
骨盤の歪みと手首の痛みは関係なさそうにも思えます。
しかし、体操による手首の痛みでお悩みの方を多く見ていると骨盤の歪みから全身のバランスが崩れ腕や手の可動域制限や使い方の癖が出ているかたがほとんどです。
例えば、左の骨盤が歪むと腰の高さも変わってきます。そうすると腰の高さに合わせて背骨も歪んでしまいます。
そうなると前腕も内側にねじりながら動かしてしまうので、手首の負担へ繋がります。
その状態で手首だけ治療しても、治りにくい・ぶり返してしまうなど起きてしまいますよね。
当店では、手首だけでなくお身体全体を検査調整します。
前屈後屈や腕の動き手首の動き等も確認し、動きの中で身体がどのように歪んでいるかを見ていきます。
そうすることで手首はもちろん、全身の歪みや体の使い方がよくなりバランスの取れたお身体になります。
バランスが取れてくると、パフォーマンスアップや怪我の予防、早期回復につながります。
もちろん手首への過度な負担が軽減しますので、なかなか治らない手首の痛みもいち早く良くすることができるのです。
トントン整体法とは
当店は独自のトントン整体法を行います。
トントン整体法は体にソフトな刺激を入れることで血流などの体の循環を高めることができる整体法です。
全身の血液循環が高まると、身体の回復力が高まります。それだけでも身体の疲労や不調も緩和されます。
体操で痛めた手首周りや根本原因となっている骨盤や背骨周りなどの筋肉や関節は過緊張を起こし、柔軟性が低下しています。
その状態が続くと血流が低下し、筋肉が正常に働くことができなくなり関節の動きもよくすることができません。
そのような部位に対してトントン整体法を行うことで血流など身体の循環を高め筋肉が正常に働きだし関節の動きをよくすることができます。
そうすることで体操による手首の痛みをいち早く良くすることができるのです。
最後に
「体操に手首の痛みはつきもの。」「みんな痛いから多少痛みが出ても大丈夫。」
ではありません。まずは医療機関で手首の状態を確認しましょう。その後の治療でもよくならない。
もっと早く良くしたい方は、まず最初に当店にご相談ください。
手首の痛みはこじらせると厄介です。痛みや不調は我慢せず、早く良くなるように行動しましょう。