もし、あなたがソフトウェアエンジニアやテクニカル職に従事しているなら、キーボードの前に座り、コードを書きながら、問題を解決することは日常茶飯事かもしれません。
しかし、ある日、突如として感じる小指の痺れ。最初は些細なことかもしれませんが、それが続くと、不安や不便さを感じることでしょう。この症状は、あなたが直面する可能性のあるさまざまな要因に起因しているかもしれません。
本ブログでは、小指の痺れの原因や対処法について詳しく探究していきましょう。
なぜSEの小指は痺れてしまったのか
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肘部管症候群: SEは長時間デスクワークを行うことが多く、コンピューターキーボードやマウスを使う際に肘を頻繁に曲げ伸ばしすることがあります。
このような動作が過度に行われると、肘部管症候群が引き起こされ、尺骨神経が圧迫されて小指の痺れが生じる可能性があります。
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過度のキーボード操作: SEはキーボードを使った作業が多いため、手首や肘に負担がかかり、腱鞘炎(テニス肘)などが発症する可能性があります。
これらの疾患が進行すると、神経に圧迫をかけ、小指の痺れを引き起こすことがあります。
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姿勢の問題: 長時間のコンピューター作業によって、不適切な姿勢が続くことがあり、これが神経圧迫や血流の制約につながる可能性があります。
特に肩や首の位置が悪くなると、小指の痺れが発生することがあります。
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ストレスや不安: SEの仕事はプレッシャーやストレスが多い場合があり、心因性の要因が小指の痺れを引き起こすことがあります。
ストレスや不安が筋肉の緊張や血流に影響を与え、痺れを引き起こすことがあります。
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全身の健康状態: 小指の痺れは、全身の健康状態に関連することもあります。代謝異常や疾患(例: 糖尿病、関節リウマチ)が末梢神経に影響を与え、痺れを引き起こすことがあります。
肘部管症候群って何?
実は、小指の痺れは「肘部管症候群」と呼ばれる肘の疾患に関連していることがあります。肘部管症候群は、尺骨神経と呼ばれる神経が肘の内側で圧迫されることによって引き起こされ、小指や薬指の痺れ、小指の付け根の筋肉の低下、細かい作業が難しくなることがあります。
どんな人がなりやすいのか
肘部管症候群にかかりやすい人々には以下のような特徴があります
• スポーツ選手(テニス、野球、ゴルフ、柔道など)や肘に過去の骨折やケガのある人
• 仕事で腕や肘を過度に使用する人
• 加齢による骨や関節の変形がある中高年の人
• デスクワークで肘を付けてタイピングを行う人々
一般的な治療法
肘部管症候群の治療方法には、骨に異常がないかを確認するためのレントゲンや、神経の反射をテストするための打診器の使用が含まれます。治療の主要な方法は通常、以下のようなものです。
• 消炎鎮痛剤
• ビタミンB12
• 安静と固定
これらの治療により、神経の炎症を抑え、ビタミンB12を用いて神経の回復をサポートし、肘を過度に使わないように安静にすることが一般的です。
ただし、手を固定することは生活の品質を低下させるため、症状が極端に重くない限りは避けられることが多いです。
肘部管症候群の一部の患者では、肘の変形や骨のトゲが神経を圧迫し続け、神経の痛みが悪化することがあります。この場合、手術が必要となることがあります。
内科系・心因性の原因もある
また、小指の痺れが起こる可能性がある別の原因として、腱鞘炎や神経の圧迫以外の要因も存在します。
たとえば、全身の疾患や代謝異常が小指の痺れを引き起こすことがあります。糖尿病や関節リウマチなどの疾患は、末梢神経に悪影響を及ぼし、小指の痺れの原因となることがあります。
そのため、小指の痺れが続く場合は、これらの全身の健康状態も考慮に入れるべきです。
さらに、心因性の要因も小指の痺れに関与することがあります。ストレスや不安、うつ病などの精神的な問題は、体のさまざまな部分に影響を与えることがあり、それが小指の痺れを引き起こすことがあるのです。
したがって、小指の痺れが続く場合、単なる肘部管症候群や腱鞘炎の可能性だけでなく、全身の健康状態や心の健康についても考慮し、総合的なアプローチが必要です。
症状が持続する場合や悪化する場合は、専門家の診察を受けることが重要です。
結論
最終的に、小指の痺れに対する対処法は、その原因に基づいて個別に決定されるべきです。
適切な治療やアドバイスを提供できるのは、医療専門家ですので、症状が持続する場合は早めに専門医に相談することをお勧めします。
まずは専門機関で診てもらい大きな疾患が隠れていないのかという部分が無くなれば、整体をすることが出来ますのでその際は手肩改善センターにお越しください。