ラガーマン特有の肩関節における不具合。

ラガーマン特有の肩関節における不具合。

ラグビーは典型的なコンタクトスポーツ

ラグビーは世界全体で盛んな競技であり,世界一を決定するラグビーワールドカップでは,ワールドカップ, オリンピックに次ぐ世界で 3 番目のビッグスポーツイベントとなっています。

ラグビーは,激しいボディコンタクトが意図的に行われるのが特徴的です。今回はラグビーにおける肩の疾患や不具合について説明していきたいと思います。

ラグビーに多い肩関節の不具合

①肩鎖関節脱臼

肩鎖関節脱臼は肩甲骨と鎖骨を繋いでいる靱帯が損傷することで起こります。ラグビーでタックルをされた衝撃で肩から落ちた際に肩を強打する事で発生します。

一般的には損傷具合が軽くであれば三角巾で固定しリハビリを行います。損傷具合が重い場合は手術療法も視野に入れて治療を行います。最も大事なことは、痛みの原因を正確に把握することだと考えます。

 

②バーナー症候群(スティンガー症候群)

タックルなど激しいコンタクトをした際に頭部が強制的に一定の方向に倒されることで神経が引き伸ばされてしまい肩または上肢へ放散痛や灼熱感、脱力感などの症状を呈します。

一過性なので痛みは数分で軽快することがほとんどですが、数ヶ月持続するものもあります。3週間ほどは安静にして神経の障害が回復してから軽い運動から競技に復帰する事が望ましいです。

 

③肩関節脱臼

肩の関節は構造的に不安定な関節であり脱臼が起こりやすいといえるでしょう。脱臼は脱臼する方向によって分けられてお90%以上は上腕骨が前方へ外れる前方脱臼という脱臼が多いと言われております。

ラグビー競技で体の不具合や負傷予防にできる事

①休息

体の不具合を防止するためにできる最も基本的な事それが適度な休息を取る事です。

トップアスリートであるプロ選手やオリンピック選手は、練習の量やメンタルの強さも段違いではあるのですが、休息を取るのも一流だと言われています。心技体とは良く言ったものですね。

②ウエイトトレーニングなど日頃のトレーニング

ラグビーのトレーニングは他のスポーツと同様にハードです。トレーニングはラグビーのパフォーマンス向上の為に行う意味合いもありますが、怪我をしない心と体を作るという意味合いもあります。

③ストレッチ

ラグビープレイヤーとして競技するのであれば、ケガ予防に十二分なストレッチを行うことが大事なのはご存じだと思いますが、ストレッチは体のケアをするだけに留まらず肉体や精神の疲労も軽減できるのです。

これは不具合の予防になるだけでなく、パフォーマンスの向上にも繋がります。

まとめ

ラグビーは、激しいコンタクトプレーの繰り返しであり、不具合を完全に防いでいくのは難しいと言えるでしょう。

そのため競技者がベストを尽くせるコンディション作りをして不具合のリスクを軽減していく事が重要になります。また不具合の原因は肩だけにあるとは限られていません。

お体全身の状態をみて、原因をしっかり探し把握して改善しなければ、たとえ症状が改善して競技復帰を行っても同様の症状を再発することになるかもしれません。

渋谷手肩改善センターの考え

渋谷手肩改善センターではパフォーマンス向上や不調の予防の為に体全身をフォーカスして施術をしていきます。

なぜなら足や骨盤の歪みが生じる事でボディバランスが悪くなり転倒しやすくなったり、踏ん張りが利かなくなったりする事があると考えているからです。

渋谷手肩改善センターから皆さんへ

せっかく激しいトレーニングをしても、それがベストに発揮できるコンデションでなければ意味がありません。競技者が最高のパフォーマンスができるよう一生懸命サポートします!ご連絡お待ちしております!