変形性肩関節症とは?
変形性肩関節症とは、肩の関節にある軟骨がすり減ってしまい関節が変形している状態をいいます。
関節は骨と骨のジョイントになっており、肩の関節は肩甲骨関節窩と上腕骨頭という骨で構成されていて、骨の表面は軟骨で覆うようになっています。
軟骨は骨同士が衝突しないようにクッション的な役割を持っていたり、関節をスムーズに動かしたりするのに重要な役割をしています。
ですが、長年の負荷によるストレスなどによって軟骨がすり減ることがあり、軟骨がすり減ることで炎症が生じてしまい、軟骨の摩擦が進行すると骨棘と呼ばれるものが作られて肩関節が変形します。
更には炎症などと同時に痛みや腫れが出てきたり、肩の可動域が少なくなったりしていきます。変形性肩関節症が発生頻度には人種の差があり、欧米人は東洋人よりも多いといわれていましたが、ここ最近では我が国でも増加傾向にあるようです。
変形性肩関節症の症状とは?
主な症状としては肩関節の痛みや可動域の制限です。肩を一定の方向に動かすと痛みを生じてきますが、少しずつ肩を動かせる大きさが健常な肩よりも狭くなります。
悪化すると安静時や寝てる時にも痛みが出ることがあり、首や腕にまで痛みが広がって発生することもあります。あとは動かすとゴリゴリと鳴って関節が擦れ合う音や振動を感じることもあります。
進行していくと少しずつ着替えや家事などの日常生活動作に支障が出てきたりします。
変形性肩関節症の原因とは?
原因不明の一次性のものと原因が判明している二次性のものに分けられます。一次性の変形性肩関節症は、下肢の関節(股関節や膝関節)と比較して多くはありません。
その理由の1つとして、股関節や膝関節などの荷重関節(体重がかかる関節)に比較して、肩関節は非荷重関節(体重がかからない関節)のため関節面に負荷がかかりにくい状態にあることが考えられます。
また肩関節に接触している面積はほかの関節に比較しても小さく、それを補強する大きな関節唇(関節面の周囲にある軟骨)と関節包があり、関節を上手くフイットさせたり強度を補ったりしています。肩関節においては、周囲の筋肉や靭帯、腱が非常に発達しています。
肩関節は体の中で最も大きい関節の可動域(関節の正常な動きの範囲)を有していて、常に一定した部位に外力、ストレスが加わっている構造になっています。
このような特徴によって、肩関節の軟骨はほかの関節より変性の発生頻度が少ないと考えられています。その反面、動きの大きな関節であるので変形が進行した場合は動きの制限が出やすい場所なのです。
二次性の変形性肩関節症は、腱板断裂、上腕骨頭壊死(特徴としてステロイドやアルコールを大量に服用しているケースが多くみられている)、関節リウマチ、上腕骨近位端骨折などが誘因となって発症しています。
特に腱板断裂に伴う腱板断裂性関節症は、高齢化社会の進行に伴い、その頻度も増加しています。
一般的な評価や治療方法
変形性肩関節症は、画像検査を行い主としてX線検査によって行われます。X線検査の所見として関節裂隙(関節の隙間)の狭小化・消失、骨棘(骨の突出)形成、肩甲骨関節窩や上腕骨頭の変形などが見られます。
より詳細に調べるために、CT検査やMRI検査などを行うこともあります。治療は基本的に保存治療(手術しない方法)で、鎮痛剤や注射、リハビリテーションなどが中心です。
保存的療法に効果が見られない、痛みや運動障害のために日常生活動作にかなりの支障がある場合、滑膜切除術や人工骨頭置換術や人工関節置換術などが検討されます。
渋谷手肩改善センターでのアプローチ方法
当店では痛みの出ている肩関節だけではなく体全体を施術していきます。なぜなら痛みの原因は痛みを起こしている部分だけでは無いからです。当店では体全体を足先から頭まで前後左右比べて異常な部分を探していきます。
それにより痛みが出ている部分に負荷をかけている部分が見つかります。例えば、骨盤が歪んでいると重心がアンバランスになり、肩関節に負担がかかるので、結果的に変形性肩関節症になるリスクは高まってしまいます。
体の歪みや全体的なバランス、体重のかけ方など体全体的な歪みや使い方などのせいで、肩関節にストレスがかかるためスポーツや日常生活など様々な動作が痛くなってしまう患者さんが多くいらっしゃいます。
まず初めにみなさんの体の状態を把握するために、全体的に検査を行い、施術に入ります。根本的な原因がわかり、適切な施術を行うことで、体全体のバランスが取れるようになり、血液の循環も良くなってきます。
そうすることで、変形性肩関節症の原因である肩関節の可動域の低下、その他に筋力のアンバランスや体の歪み、肩関節の痛みが緩和していきます。なので、当店では痛みのある部分だけではなく全身の施術をしていきます。
最後に
変形性肩関節症は骨の変形などもあるので難治性かもしれません。ですが、一般的な病院ではリハビリや電気治療などあまり満足な対応をしてもらえずに困っている方が多いと聞きます。
もしご覧になっているあなたが「安静にと言われて一向に治らない」や「手術などしないで根本から治したい」と悩んでいるのであれば、いち早く渋谷手肩改善センターにご相談ください。
我々が持つ力の限りをだして治療していきます!共に改善させていきましょう!