石灰沈着性腱板炎とは?

石灰沈着性腱板炎とは?

石灰沈着性腱板炎とは?

石灰沈着性腱板炎とは、肩のインナーマッスルが骨に付着する部位(腱板)に、石灰(カルシウムの結晶)がたまり、肩の痛みや機能障害を引き起こす疾患です。原因不明の疾患です。

石灰性腱炎、石灰沈着性腱炎、石灰沈着性肩関節周囲炎などとも呼ばれ、原因ははっきりとしていないが多くは自然に軽快する疾患です。

石灰沈着性腱板炎はありふれた疾患で、肩が痛い人のうち15%程度は石灰沈着性腱板炎が原因であると報告されています。

一方で、石灰沈着があっても痛みがあるとは限らず、約半数の人は症状がないため、肩が痛くない人を調査した場合でも3-10%の方で石灰沈着が認められます。

石灰沈着性腱板炎の症状

石灰沈着性腱板炎による肩の痛みには、急性のものと慢性のものがあります。

急性のものでは、急に激しい痛みが生じ、肩をわずかにでも動かすことができなくなり、夜間に痛みが強くなるため睡眠も十分にとれないことがあります。

慢性のものでは、肩を動かした時の痛みやひっかかりが主な症状となります。

石灰沈着性腱板炎の原因

肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。

この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。

石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。そして、腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。

診断

圧痛の部位や動きの状態などをみて診断します。

肩関節の関節包や滑液包(肩峰下滑液包を含む)の炎症であるいわゆる五十肩(肩関節周囲炎)の症状とよく似ており、X線(レントゲン)撮影によって腱板部分に石灰沈着の所見を確認する事によって診断します。

石灰沈着の位置や大きさを調べるためにCT検査や超音波検査なども行なわれます。腱板断裂の合併の診断にMRIも用いられます。

一般的な治療法

「保存治療」
急性例では、激痛を早く取るために、腱板に針を刺して沈着した石灰を破り、ミルク状の石灰を吸引する方法がよく行われています。

三角巾・アームスリングなどで安静を計り、消炎鎮痛剤の内服、水溶性副腎皮質ホルモンと局所麻酔剤の滑液包内注射などが有効です。

「亜急性型・慢性型」
ほとんどの場合、保存療法で軽快しますが、亜急性型、慢性型では、石灰沈着が石膏状に固くなり、時々強い痛みが再発することもあります。

硬く膨らんだ石灰が肩の運動時に周囲と接触し、炎症が消失せず痛みが続くことがあります。痛みが強く、肩の運動に支障がありますと、手術で摘出することもあります。

疼痛がとれたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行います。

手肩改善センターでの施術

私達の基本施術は押したり揉んだりするのではなく、軽く指先でトントンと全身をタッピングすることで、筋肉の深部はもちろん、従来の施術法では叶えられなかった骨の硬さの改善や、骨のねじれにもアプローチします。

体験した方の多くは「トントンするだけで本当によくなるんですか?笑」「えっ〜!?不思議」「マッサージと全然違いますね!」など多くの驚きの声を頂きます。

確かに、マッサージ店などで腕の筋肉を力強く揉まれると気持ち良いですが、場合によっては筋膜を傷つけ症状が悪化することもありますし、触れている浅い範囲にしか刺激が伝わらないので、深い部位は改善しにくいと私達は考えています。

また、一般的な整骨院や整体院では背骨を強めにバキバキと矯正して歪みを整えたりしますが、骨の硬さやねじれが改善しにくいだけでなく、それだけでは戻りが早く癖になりやすくなることがありますので注意が必要です。

最後に

私達はこのトントン整体法をベースに様々な手技を駆使して全身の歪みや硬さを整えた上で、体幹トレーニング等で姿勢を安定させ身体動作を指導することで、あなたの手肩肘腕の不調を根本から健康に導きます。

是非一度ご体感頂き、他との違いを実感してみて下さい。ご来店心よりお待しています。