腱鞘炎の代表的な疾患である「ドケルバン病」が、なかなか良くならずに悩む方はたくさんおられます。
この記事では、ドケルバン病を解決する糸口になればという想いで書かせていただきますので、是非最後までお付き合いください!
あなたは次のようなことで悩んでいませんか?
好きなスポーツに打ち込めない
痛みで家事や育児をすることが辛い
再発を繰り返していて、今後が不安
手をかばい、肘や肩も痛くなってしまう
人間の生活には、手を使うことばかり。
その動作、作業の度に痛みを我慢しながら過ごすことは、とてもつらいですよね。
私たち博多手肩改善センターは、ドケルバン病に苦しむあなたが、一日も早く症状から解放されるよう、全力でサポートします!
手首の親指側で起こる腱鞘炎のことを指します。
腱鞘炎とは、骨と筋をつなぐ腱と、腱を鞘(さや)のように包む腱鞘(けんしょう)との間で、過度な摩擦が起こり炎症が生じた状態のことを言います。
ドケルバン病は親指を広げた時に、手首の親指側の皮下に2本の筋が浮かび上がるのが特徴で、この筋が手首の外側を通るところに生じる腱鞘炎です。
ドケルバン病の症状
●動作時(ものを握る、つかむ、親指を曲げる・広げる)で強い痛みが出る
●指が開きにくい、詰まったような感じ
●手首の親指側が腫れる
●患部の痛み
●患部を押すと痛む
●患部の熱感
腱鞘炎になる主な原因とその対策
原因①~スマホ・パソコン・ゲームプレイ
◯スマホ
スマホの長時間使用や、片手だけでスマホを操作することで、指の関節や腱に過剰な負荷がかかります。
特に親指だけの操作は負担が大きくなるため要注意です。
【対策】
・スマホは両手で操作する
・片手でも左右の手で持ち変えるようにする
・長時間の使用を控え、こまめな休憩をとる
◯パソコン
パソコンは、早いタイピングやキーボードを強く叩くことで手指の負担が高まり、腱鞘炎に繋がります。
【対策】
・タイピング時の力みを減らす
・こまめに手を休める
◯ゲームプレイ
ゲームプレイは長時間することや、ボタンの連打が指の負担になります。
【対策】
・こまめに手を休める
・ゲームの時間を短くする
腱鞘炎になる主な原因②~スポーツ
テニスや野球、ゴルフなどの、グリップやボールを握る・打つ・投げるといった動作が、指や手首に負担となることで発症します。
特に手首を反復して動かす、打つ、投げる動作は強い衝撃が加わるため、さらに負担が大きくなります。
また、腱鞘炎は中学生や高校生の成長期に発症しやすいのも特徴です。部活動での指の使い過ぎや、適切なリカバリーをしないことで、疲労が蓄積することが原因になります。
【対策】
・アイシングなどで小まめにケア
・オーバーワークにらないらないようにする
・休息をしっかりとる
・痛みが強いときは、スポーツを休止
腱鞘炎になる主な原因③~女性ホルモンとの関係
腱鞘炎は、ホルモンの大きな変化が影響するとされています。
女性の妊娠や出産期、更年期には、ホルモンバランスの変化が大きく、この時期に腱鞘炎が多いのはこのためです。
妊娠・出産期の女性は「プロゲステロン」という、妊娠を維持するために必要なホルモンが通常より多く分泌さます。一方で、「エストロゲン」は減少するため、女性ホルモンには2つの大きな変化が起こるのです。
プロゲステロンには、腱を包む腱鞘を収縮させる作用があり、プロゲステロンが多く分泌されると、腱の滑りが悪くなる傾向があります。
一方で、更年期の女性の場合は、卵胞ホルモンとも呼ばれる「エストロゲン」が急激に減少します。
エストロゲンは、女性らしい身体を作り、髪や肌の潤いを保つだけでなく、腱や関節を柔軟に保つ作用もあるため、エストロゲンの減少は、腱や腱鞘が炎症を起こす要因になるのです。
ドケルバン病のセルフチェック法
フィンケルシュタインテスト
①親指を手ひら側に倒して、四指で親指を握ります
②そのまま小指のほうへ傾ける
腱が引っ張られて痛みが出る場合は、ドケルバン病となります。
腱鞘炎の対処法
発症してすぐの場合
●アイシング〜初期は炎症が強く出ているので、氷などで冷やすアイシングが効果的になります。
15~20分程度冷やして、しばらく間を空け、再び冷やすを繰り返し行います。
●安静〜可能な範囲で、指や手首に負担を与えないことが大事です。
強い痛みや熱、腫れを放置すると、指が曲がらなくなるなど慢性化する可能性があるので、初期の段階で適切な処置をすることは重要です。
症状が軽度の場合
●軽度であればストレッチをするのも効果的です。
☆重症化するとドケルバン病を発症する可能性が高まるため、アイシングやストレッチで軽減しなければ、速やかに専門家に相談しましょう!
腱鞘炎に効果的な指・手首のストレッチ
①親指を反対の手で反らせます
②親指はそのままにして、手首も反らせます
上記のストレッチは手軽で効果的であるため、手や指の疲労を感じたらこまめに行いましょう。
博多手肩改善センターの施術方針
博多手肩改善センターでは、ドケルバン病を良くする為に、痛みのある箇所だけではなく、その人にあった全身の検査をし施術に入ります。
なぜ全身を診ていくのか?
それは、ドケルバン病の痛みが良くならない根本原因が、痛みの起きている場所だけの問題とは限らないからです。
腱鞘炎になった時に、炎症が引くまで手を使わずに過ごすということは意外に難しく、痛む場所をかばうように、身体中にさまざまな歪みが出てしまいます。
特に、隣接する肘や肩、首などは影響が大きく、長期間症状が起きている場合は、さらに全身的な影響が起こっていることも珍しくありません。
また、そもそも体に歪みがあることによって、親指や手首の使い方にクセがあり、負荷が高まりやすくなっていたことで発症する場合もあります。
これらの場合、痛みのでいる箇所だけをアプローチしても、周囲の問題が残るために、なかなか良くなっていきません。
更に、歪んだ体は、血液の循環が悪くなっており、体の回復力が低下してしまいます。この状態だと、患部に血液が行き届かずに回復能力も低下してしまいます。。
その歪みの原因は人によって異なります。
意外なところの問題がドケルバン病が良くならない原因となっていることはよくあります。
例えば、背中の歪みや、内臓の疲労が原因だったというケースもよくあります。
だからこそ、博多手肩改善センターでは、その人に合った全身の検査をして施術をしていきます。
※得られる効果には個人差があります。効果を保証するものではありません。
博多手肩改善センターの想い
腱鞘炎は日常的に、誰しもがなり得る疾患の一つですが、初期症状のケアを間違えたり、症状が出ているのに指を酷使し続けるなどで、慢性化や再発に悩まされる人が少なくありません。
腱鞘炎になる原因やセルフケアを知り、予防の意識をもつことはとても大切なことです。
手指に痛みや腫れ、熱を感じたら、放置せずに、博多手肩改善センターにご相談ください!