初めに
肘内障とは俗に「腕(うでが外れた」、とか「肘(ひじ)が抜けた」と呼ばれる状態であり1歳~3歳頃の子供に多く痛みでいきなり泣き出したり、触れられることも嫌がるくらい辛い症状です。
何故、肘内障になるのかなど子供と関わる機会が多い方やお子様がいらっしゃる方は必見です。
肘内障の原因
- 腕や手を引っ張る
瞬間的に手を引っ張ると体の出来上がってない幼児期の子どもは強い引力がかかると強さに耐えきれずに靭帯外れることもあります。
- 遊具(ジャングルジムなど)で遊んだ後
遊具でぶら下がるという行為は肘を伸ばし切って長く耐え続けていると肘の靭帯が外れて肘内障が起こってしまうことがあります。
1度肘内障が起こると癖がつくことがあり、もし起こった場合は痛みで泣き、腕を下げる仕草をするのでとにかく安静にして無理はさせないようにしてください特に子どもと関わる方々はしっかり注意しましょう。
予防
腕や肘に負担を掛けないこと、もし症状が出たとしてもきっちり改善して無理はしないにようにしましょう。7歳頃から9歳にかけて靭帯がしっかりしてくるので
歳を重ねると肘内障が起こることはほとんど無くなって来ますが、幼少期に癖がついてしまっていると起こる可能性があるので気をつけましょう。
一般的な治療法
初めに肘内障か確かめます。腕を下げていれば痛みが収まります。まずは手が上がるかどうか確認してみましょう。肘内障であれば上がらないので無理に上げないように。
もしかすると肩や手首が骨折している可能性もあるので痛い部分の確認を行い、炎症で腫れがあるか確認しましょう。
上手く肘関節を掌が上に向くように捻ると、動いた音がして肘がはまります。これで痛みも無くなると思います。ただ上手くやらないと癖になってしまうこともあるので是非ご相談お願いします。
最後に
子ども達の将来の為にもその場しのぎでなんとかして痛みが無くなる場合があっても関節がしっかりしてくる時に癖がついてしまい、肩コリ、肩関節周囲炎など肩、腕に対する悩みが尽きないことが起こってしまいますので是非当院にご相談してください。